UNCCAスタッフの声

宇部市地球温暖化対策ネットワーク(UNCCA)スタッフが気ままに書きます http://ubeondanka.net/

心配な事

何年かまえ、ミツバチが大量蒸発していなくなるという話(蜂群崩壊症候群)を聞いて気になっていた。最近「愚者が訊く」という本(二葉新書、倉本聰・林原博光と賢者による対話集)のなかで、山田養蜂場代表取締役の山田英生氏が特定はされていないがネオニコチノイド系農薬が原因ではないかと言っている。このネオニコチノイド系農薬は、これまでの有機リン系農薬に比べ人体への影響が少なく昆虫に強い毒性を示すことから、使用量が増大しているらしい。その毒性は、神経伝達物質に影響を与えて、ミツバチの場合帰巣本能が破壊されて巣に帰れなくなるらしい。ミツバチは受粉という形で植物の生殖に大きくかかわっており、ミツバチ社会の崩壊は果物や野菜の生産に影響を与えずにはおかない筈、心配なことです。(松井)