マイクロプラスチックの大気中への拡散

ＮＨＫニュ－スで英科学誌ネイチャー・ジオサイエンスに掲載された大気中のマイクロプラスチックに関する論文が紹介されていました。

報道によると、マイクロプラスチックが大気によって運ばれ、大都市からは遠く離れた辺境の高高度山岳地帯（ピレネ－山脈）で観測されたと言います。

分析の結果、マイクロプラスチック汚染物質の濃度がパリや中国南部の工業都市・東莞などの大都市で検出される濃度と同水準であることが明らかになったとしています。

水深1万メートル以上の深海に生息する生物の消化管内からプラスチック片が発見されたとか、世界各地の水道水や南極大陸の最果てでも見つかっているという話題は耳にしたことがありますが、大気汚染の報告は初めて聞きました。

日本では、まだストロ－がどうだという程度の認識しかありませんが、この文明の利器もいずれ大きな問題になることでしょう。太田